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コーヒーサロン@岐阜 まとめ①

変化する産地事情〜川島 良彰 様〜

 

コーヒー産地の変化

○昔はコーヒー研究機関と輸出公社とのコミュニケーションは、ほぼ無く深い溝があった。そのため、お互いの情報を共有していなかったため、研究機関は品質について、輸出公社は栽培についての知識(情報)に乏しく、より良いコーヒーを作ることに障害があった。しかし、近年連携を図ってきたため、より良いコーヒーをより効率的に栽培できることが可能になった。

 

栽培種の変化

1970年代にサビ病が確認され、耐性のある交配種(カティモール種)が開発された。

いわゆる、品質<生産性、重視の栽培

1990年代から、徐々に原料が着目され始め、産地や栽培品種の見直しが始まった。

以降は、COEやティピカ、ブルボン、ゲイシャなどの栽培品種に注文が集まる。

 

○農薬の変化

以前はCBB(coffee berry borer)などの病害虫対策のために、強い農薬を使用していた(30日間も農園に出入りできなかったそうです)が、残留農薬に対する規制が強くなったため様々な安全性を重視した対策に変化した。

・コンタクト(ゴキブリホイホイのようなもの)

・システミック(木の内部に染みこませる)

・バイオロジカルコントロール

・臭いの強いマリーゴールドを水に浸し、その水をコーヒーの木にかける

・たばこの葉を水に浸し、その水をコーヒーの木にかける   

・コーヒーの実に入ったCBBは、水に漬け、浮いた実を取り除く

 →取り除いた実は、地面に埋めたり焼いたりして処分する

・コナ地域では、使用した麻袋は熱湯で煮沸し、納入者へ返却している

・線虫(ネマトーダ)対策としては、耐性のあるリベリカ・カネフォラ種を根の部分、根以外の部分(根より上部分)は、アラビカ種を接木して、耐性のある良いコーヒーを生産している(根でカネフォラ種を使用しても味には影響しない)

 

○ロジスティックの変化

ジャマイカ ブルーマウンテンの場合、

道路網が整備される以前は、近隣の小農家が近いウェットミルにコーヒーチェリーを納めていたため、各ウェットミルごとの味の個性があった。

道路網が整備されて以来、各ウェットミルのトラックがブルーマウンテン地区を走り回り、様々な小農家のコーヒーチェリーを集めてくるため、味の特徴、個性が失われた。

 

 ②へつづく…