カフェの経営

カフェの裏側について嘘偽りなくお伝えします

【カフェの経営】カフェの開業①-開業までに必要な〇〇-

【カフェの経営】シリーズ

4店舗のカフェ経営で日々感じていることや、これからカフェをオープンしたい人に向けたカフェの運営の裏側について発信しています。

 

カフェの経営シリーズを始める一つ動機として、カフェを実際にオープンする人を増やすという目的があります。

周りを見渡すと大手チェーン店で溢れかえってきた感が否めない現状、チェーン店を否定している訳ではなく(個人的にけっこう利用するので)選択肢として、個人店のカフェは世の中に絶対必要!!だと思いませんか?

地域に根付いた、〇〇さんがやってるカフェ。

そんなお店をこれからもどんどん増やせるようにしていきたいと思ってます。

 

開業までに必要な〇〇

 

具体的にこれからカフェをオープンしたいと思っている方が準備しなければならないものは何でしょうか。

まずは、大まかに3つに分けてみました。

 

さらに細かい開業のステップはまた次回に。

 

夢から目標へ

 

「将来はカフェオープンしたい!!」と友人に話したり、心に決めている方も多いはず。

でもそこに、時間軸の話がなければそれはまだ夢の段階。

 

「30歳になったらカフェをオープンする!!」

「5年後にカフェを開業!!」

このように、時間軸が入った瞬間に目標に変ってきます。

 

この時間軸を加えるために準備期間の逆算をしている、その計画している作業こそが、具体的に夢から目標に昇華できる簡単なステップです。

 

目標になったら、できるだけ周囲の人に声に出して宣言していきましょう!宣言することで、自分に逃げ場をなくすことはもちろんのこと、応援してくれる人が現れるかも知れません。やらないより、やった方が断然良いと思いますよ。

 

まずは、夢から目標に落とし込む。漠然としているものを、よりはっきりとした具体的なものに。

 

コンセプト

 

これは人によって、悩む方もいれば、そもそもコンセプトにすること自体が、カフェを開業する動機だったりするので、全く悩む必要のない方もいます。

 

コンセプトを迷っている方は、ずばりカフェの開業には向かないかも知れません(あくまで私見です)開業はできるが、長続きしない、と思うのです。

 

コンセプトに迷う方の開業の動機が、

「漠然と何かで開業したい」

「会社勤めがいやだから、何となく今まで好きだったカフェを自分も持ちたい」

「自分の好きな時間に働けるような仕事をしたい」

 

というような動機が多かった印象です(今までの開業相談を受けていて)

 

でもこれって、今の現状に満足できていないから夢を見ているに過ぎません。否定や逃げから入る夢や目標に、ポジティブな共感が生まれることはありません。

 

が、何とかしっかりとしたコンセプトに仕上げる方法もあります。

その辺の詳しいお話も今後できればと。

 

資金計画

最後に開業にはお金が必ず必要です。開業資金と運転資金の両方が必要なので、しっかりと計画する必要があります。(私は運転資金を少なく見積もってしまい、大変な思いをしました。。。)

 

開業までに必要な資金として、以下のようなことがあります。簡単に解説も加えていますが、もっと詳しく説明が必要なところもありますので、、、、

 

・開業までに知見を得るためのセミナーやコンサルティング費用

その他にも、地域に必ず商工会議所があるので、開業相談に乗ってもらえると思いますので、人脈のことも考えると相談に行っておくと◎

 

・物件取得費用

事業用途だと保証金は6ヵ月~12ヵ月分が必要な物件が多いです。この保証金の償却についてもしっかり確認が必要

 

・内装工事費用

どのような施工会社にお願いするかで、大きく開業後の売上に影響します。安いだけが全てではないし、お金をたくさん出せば、良いものが作れるとも限りません。ここの費用が一番大きいので、予算と実際に支払う金額に開きが出ないよう注意が必要です。

 

・機械・資材購入費

コンセプトによって必要な機器は変わってきます。もしかしたら必要かなーという迷う機械は買っておくのが一番。開業後に追加で大きな出費を伴う機器の購入は、続けることに大きく影響していきます。事前の予算の段階でしっかり購入リストを作ることが大事です。

 

・食材関連の仕入

いちから全て食材を揃えるのはかなり出費がかさみます。調味料を揃えるのでも大変です。

 

・オープン告知用の宣伝費及びノベルティ

予算に入れておくと、安心です。オープン告知は、SNSが主流です。近隣にも告知したいところですが、近隣の方こそ、末永くご来店頂きたいので、オープンが落ち着いてからチラシを配るというのも一つです。その他にもできることはたくさんあるので、これはまた。

 

・開業までの生活費

実際に開業するとなると無収入の期間が発生するかも知れません、仕事を辞めてから開業して売上収入が入るまでの必要最低限の資金が必要です。会社は辞めたものの、開業まで時間がかかりすぎて運転資金用の資金に手を出してしまうことのないように計画していきたいところです。

 

資金計画については、融資を受ける方法や、個人事業主になる方法なども、また紹介していきますね。